平成25年2月15日 第113号
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人事のブレーン社会保険労務士レポート
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目次
1. コミュニケーションツールとしての就業規則
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コミュニケーションツールとしての就業規則
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1.はじめに
書店にいくと「トラブル予防型就業規則」というような書籍が並んでいる。
果たして就業規則で会社を強くしたり、活性化するという様な事が出来るので
あろうか。
今回はこの点を掘り下げて考えてみたいと思う。
2.道具としての就業規則
例えばゴルフで考えてみましょう。
ゴルフが上達したいと思い、高級なゴルフクラブに買い換えました。
果たしてゴルフは上達するするでしょうか?
クラブを買い換えただけでゴルフは上達しません。
練習が必要なのです。
スコアについても同じです。
80台でまわったゴルファーが、一ヶ月後のラウンドで80台を再び出すため
には練習が必要です。
練習しなければスコアを維持することができません。
就業規則とはこの事例と一緒なのです。
就業規則は職場のルールです。
ルールを決めてみんながしっかりと守ってくれればこんなに素晴らしいことは
ありません。
実際は社員とのコミュニケーションを通じて就業規則を運用していくのです。
仕組みをつくって終わりではありません。
就業規則とは仕組みであり、この仕組みを通じて社員とコミュニケーションを
とっていくことが重要なのです。
就業規則とは、それ自体存在することに意義があるのではなく、それをしっか
り運用していくことが重要であり、目的なのです。
この点を忘れてはいけません。
3.人事考課制度で考えてみる
人事考課制度があります。
これも就業規則と同様なのです。
目的は社員の評価を行うもの。
人事考課制度という仕組みが評価してくれるのではありません。
どんなに立派な制度をつくろうとも評価をするのは上司なのです。
人間が評価するわけであり、制度が評価をしてくれるものではありません。
人事考課制度とは、その制度を通じて社員とコミュニケーションを行う事が目
的なのです。
ですから制度をつくることが大切なのではなく、運用することが大切なのです。
人事考課制度をつくった場合、ゴルフの事例でいうと、新しい制度に慣れるた
めの練習と、技術を維持するための練習の双方が必要になります。
人間が評価を行うことには変わりがありません。
ですから人事考課制度を導入しても、評価をするという役割を持った人の仕事
が増えることがあっても減ることはありません。
4.コミュニケーションツールとしての就業規則
誤解を無くす為に就業規則にルールをしっかりと明記することは大賛成です。
しかし就業規則とは、それを通じて社員とコミュニケーションを行う事が目的
であるということを忘れてはいけません。
高年齢者等雇用安定法が改正され、60歳定年時に解雇相当の事由がなければ
全員再雇用をしなければならなくなりました。
経過措置により61歳以降に労使協定の定めるところにより再度現行制度の選
別を行っても良いということになっていますが、この問題も「制度」の視点で
見れば頭が痛いところですが、「コミュニケーション」の視点で見れば解決策
が見えてきます。
就業規則や賃金規程は「制度」でありますが、「コミュニケーションの道具」
なのです。
作って終わりではありません。
しっかりと運用して、経済環境等の変化に対応して随時修正をしていく姿勢が
大切なのです。
平成25年4月1日に高年齢者雇用安定法や労働契約法の改正があります。
就業規則や非正規社員の雇用のあり方を検討されている方が多いと思います。
是非とも「コミュニケーションツールとしての就業規則」という概念を忘れず
に検討を行って頂きたいと思います。
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