2013年12月19日号 (no. 763)
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本日のテーマ【海外勤務で二重に社会保険へ加入しない仕組み。】
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■日本と海外で二重に社会保険料を払う?
社会保険があるのは日本だけでなく、他の国でも似たような制度があります。
日本の会社に在籍している人が海外に派遣されて働くと、日本の年金と海外の年金に二重に加入する場合があり、負担が大きくなる。
日本だけで仕事をしていると、外国の年金制度との調整について考える機会はあまりないと思いますが、今後はもっと海外で仕事をする人が増えていくでしょうから、国と国を跨ぐ際の社会保険について考える機会も増えるかもしれません。
2つの国で年金制度に二重に加入することを防ぐために、「社会保障協定(
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/shakaihoshou.html)」という条約があります。
社会保障協定とは、一定年数を超えない派遣期間の場合は日本の年金だけを適用する、もしくは、日本での年金の加入期間と他の国での年金の加入期間を通算するための仕組みです。
社会保障協定はあまり注目されていない話題ですが、海外で勤務する人にとっては重要です。
厚生労働省のウェブサイトには掲載されているのですけれども、テレビのニュースや新聞ではあまり登場しない話題なので、知らない人も多いのではないでしょうか。
「海外で仕事をする予定はないから関係ないよ」と思っている方も、ちょっとした豆知識として知っておくと良いかもしれません。
■どこの国が対象なの?
どこの国でも社会保障協定の効果が及ぶというわけではなく、協定を締結した国との間で年金制度の調整ができます。
2013年12月の時点では、17カ国と社会保障協定が締結されていて、これらの国と日本との間では年金制度の調整が行われます。対象国は、先ほどのリンク先で確認できます。
「たった17カ国だけ?」と思うかもしれませんが、最初に締結された協定がドイツとのもので、平成12年となっており、社会保障協定という仕組みそのものがまだ新しいので、締結国が少ないのだろうと思います。
最近だと、日・ハンガリー社会保障協定の署名が新しいですね。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000015997.html
以外にも、中国とはまだ協定が締結されておらず、交渉中となっていて、中国で働く日本人は多そうですから、中国と日本の間での年金制度の調整は早く実現すると助かる人も多いのではないかと思います。
日本と他の国との間で年金制度の調整をするのが社会保障協定なのだと知っておけば、もし海外勤務になった時に検索できるでしょうから、「そういう仕組みがあるんだな」というぐらいでも覚えておくと良いかもしれません。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160307HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT
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