2009年11月5日号 (no. 397)
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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【なぜ中小企業には
退職金共済が必要なのか】
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■会社のお金は運転資金に使われる。
中小企業だと、
退職金についてのルールは、あまりキチンと定まっていないのではないでしょうか。
「
退職時には
退職金を支給する」とか「
退職時には一時金を支給する」という程度しか決められておらず、支給条件や支給される内容はサッパリ分からないこともあるはずです。
そんな会社がもし倒産すれば、
退職金は会社ごと吹っ飛びます。
「
退職金は
賃金の後払いだ」と言ったところで、無い袖は振れないですから、やはり無いのです。
退職金のために会社はコツコツと資金を普段から積み立てている、と思っている方もいるのかもしれませんが、自主的に積み立てていることはほとんどないです。
積み立てているとすれば、外部の仕組みを使って積み立てているはずです。
確定給付企業年金や
確定拠出年金(厳密には会社が積み立ているのではないのですが、今回は含めて考えます)、生命保険、
適格退職年金、中小企業
退職金共済、キャッシュバランスプランなどがありますね。
では、なぜ
退職金の原資を外部に振るのかが今回のポイントです。
つまり、自社で積み立てずに、なぜあえて外部に資金を用意するのかということです。
■会社の口座から
退職金を隔離する。
例えば、キャッシュフローが安定しない会社だと、運転資金に困ることがあります。
キャッシュが尽きれば会社は終わりですから、運転資金が不足すれば資金調達をするわけです。
そんなとき、手を伸ばせば使える資金(積み立てている
退職金)があれば、それを使いたくなるのが経営者の心情です。
キャッシュが尽きれば終わりという状況で、積み立てている
退職金があれば、「
退職金の支払いはもっと先だから、今使っても後から資金を戻せばよいだろう」と考えるのですね。
キャッシュアウトの時期が異なるならば、一時的に使っても大丈夫と思ってしまうのです。
ところが、資金というのは、「使うのは簡単だが、戻すのは苦労する」のが通例です。
例えば、給与を遅配するような会社が、積み立てている
退職金の原資を運転資金に使えば、その資金を元に戻すことはまずないです。毎月の給与すら払えないのですから、
退職金など望むべくもないです。
本来ならば会社のお金ではない資金を使っているのですから、
退職金原資の運転資金への流用は一種の横領です。ただ、「
退職時には
退職金を支給する」とか「
退職時には一時金を支給する」という程度のルールしかない会社だと、積立て資金の所有者は会社のままになるのでしょうから、横領にはならないのかもしれません。
そのような状況を避けるために、会社から分離して外部に資金を集めておくののですね。
例えば、小さな会社でも、中小企業
退職金共済や建設業
退職金共済を利用していれば、たとえ会社が無くなっても
退職金は残ります。たとえ給与を遅配するような会社であってもです。
ところが、もし会社が積み立てる一時金だけを
退職金の原資としていると、会社ごと
退職金は消えてしまいます。
それゆえ、小さな会社はなるべく
退職金共済を利用するのが良いのかもしれません。他には、
確定拠出年金も使えると思います。
会社が
退職金共済に加入していたために、会社がなくなっても
退職金は残った人もいますからね。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
※配信サンプルもあります。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160308HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
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本日のテーマ【なぜ中小企業には退職金共済が必要なのか】
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■会社のお金は運転資金に使われる。
中小企業だと、退職金についてのルールは、あまりキチンと定まっていないのではないでしょうか。
「退職時には退職金を支給する」とか「退職時には一時金を支給する」という程度しか決められておらず、支給条件や支給される内容はサッパリ分からないこともあるはずです。
そんな会社がもし倒産すれば、退職金は会社ごと吹っ飛びます。
「退職金は賃金の後払いだ」と言ったところで、無い袖は振れないですから、やはり無いのです。
退職金のために会社はコツコツと資金を普段から積み立てている、と思っている方もいるのかもしれませんが、自主的に積み立てていることはほとんどないです。
積み立てているとすれば、外部の仕組みを使って積み立てているはずです。確定給付企業年金や確定拠出年金(厳密には会社が積み立ているのではないのですが、今回は含めて考えます)、生命保険、適格退職年金、中小企業退職金共済、キャッシュバランスプランなどがありますね。
では、なぜ退職金の原資を外部に振るのかが今回のポイントです。
つまり、自社で積み立てずに、なぜあえて外部に資金を用意するのかということです。
■会社の口座から退職金を隔離する。
例えば、キャッシュフローが安定しない会社だと、運転資金に困ることがあります。
キャッシュが尽きれば会社は終わりですから、運転資金が不足すれば資金調達をするわけです。
そんなとき、手を伸ばせば使える資金(積み立てている退職金)があれば、それを使いたくなるのが経営者の心情です。
キャッシュが尽きれば終わりという状況で、積み立てている退職金があれば、「退職金の支払いはもっと先だから、今使っても後から資金を戻せばよいだろう」と考えるのですね。
キャッシュアウトの時期が異なるならば、一時的に使っても大丈夫と思ってしまうのです。
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本来ならば会社のお金ではない資金を使っているのですから、退職金原資の運転資金への流用は一種の横領です。ただ、「退職時には退職金を支給する」とか「退職時には一時金を支給する」という程度のルールしかない会社だと、積立て資金の所有者は会社のままになるのでしょうから、横領にはならないのかもしれません。
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それゆえ、小さな会社はなるべく退職金共済を利用するのが良いのかもしれません。他には、確定拠出年金も使えると思います。
会社が退職金共済に加入していたために、会社がなくなっても退職金は残った人もいますからね。
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とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
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