• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

独立すると社会保険はどう変わる?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  経営者・起業家ための社会保険・法律・税金の知識
    
  2007/03/16
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆このメルマガでは、社会保険や起業・退職に関係する法律、税金
などについて、独立開業志望者や週末起業家はどのような点に注意
すべきかという観点からご説明しています。

◆理解しやすくするために、各種制度の細部を省略していたり、あ
えて正式な用語を使わない場合がありますので、ご了承願います。
正確に知りたい場合は、市販の解説書などで確認してくださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 独立すると社会保険はどう変わる? ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●サラリーマンは、社会保険料(ここでは労働保険も含めて説明し
ます)として、基本的に厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料
の3つ(40歳以上の場合は介護保険も加わり4つ)が給料から天引き
されています。

●それぞれの主な内容を一言でいうと、次のとおりです。
厚生年金保険:老後の生活費を、年金の形で将来もらうことが出
 来る。
健康保険:病気などで医者にかかった場合、総費用の3割の自己負
 担で済む。
雇用保険失業したとき、一定期間生活費がもらえる。
・介護保険(40歳以上の場合):老後、介護が必要になったとき、
 総費用の1割の自己負担で済む。

●それぞれの保険には、これ以外にもいろいろな給付など見返りも
ありますし、例外もありますが、一番の基本はこんなところです。

●この他に、会社が保険料を全額負担している労災保険にも加入し
ています。

●では、脱サラして独立開業すると何がどう変わるのでしょうか?
一番大きいのは、例えば法人として独立した場合、負担が基本的に
今の2倍になるということでしょう。

厚生年金であれ、健康保険であれ、サラリーマンの場合、原則と
して会社が保険料の半分を負担しています。

●たとえば、厚生年金の保険料率は、2007年2月現在14.642%で
すが、サラリーマンと会社が7.321%ずつ負担しあっています。

●これが、独立開業するとすべてあなた自身が負担することになり
ます。独立開業すると負担が今の2倍になってしまうのは大変だ!
と思われるかもしれません。

●でも厚生年金などの社会保険料を、「会社が半分負担してくれて
いる」というのは錯覚に過ぎません。会社は決してボランティアで
あなたの社会保険料を負担しているわけではないのです。

●会社は、従業員の給料を算定するとき、もろもろの社会保険料
みで、人件費を計算します。えば従業員月給50万円とすると、会
社は社会保険料込みで人件費として約56万円で計算します。

●逆に言えば、会社として、損益分岐点を分析して人件費が50万円
までしか出せないと判断したら、社会保険料が5万円かかると計算し、
ゆくゆくはその従業員の給料は45万円程度になってしまうのです。

●これは言い方を変えると、「従業員が自分で支払う社会保険料
うち、半分を会社名義で支払っているだけ」ということもできます。

●「半分が会社負担」というのは、サラリーマンの負担感を低く見
せるためと、会社に徴収業務を代行させるための、政策的な仕掛
けと思ったほうがよいでしょう。

●独立・開業を考えたとき、社会保険が全額自己負担になることを
躊躇されるケースが多いと思いますが、決して「会社が負担してく
れているわけではない」と、発想を切り替えることが重要です。

●独立すると、努力すれば収入は青天井で増えていく可能性もあり
ますし、いくら努力しても借金を抱えて自己破産するかもしれませ
ん。良いも悪いも全て自己責任です。

●経済的にも精神的にも自立しないといけないのですから、社会保
険の会社負担がなくなることくらい、当然のこととして腹をくくり
ましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 会社に勤めながらリスクなくビジネスをはじめるには ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いきなり独立するというのはリスクが高いです。
ですが、会社に勤めたまま起業するという方法もあります。

特別な才能とかなくても、きちんと鉄則を押さえれば、誰でも起業
することが可能なんですね。

  http://tinyurl.com/b6toy

とりあえず週末起業について、少しずつ知識を増やしたいという方
は、週末起業フォーラムの無料の公式メルマガを購読してみるとい
いですよ。 
 無料メルマガ登録はこちら
        ↓
  http://tinyurl.com/8ghux

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3月は、何やかんやとやることが多くて、本当にきつい日々が続い
ています。

おかげさんで仕事もいただいて、それに追われるのはとてもありが
たいのですが、収入につながらないいろんな案件もなぜかこの時期
に集中し、結構寝る時間をけずる毎日です。

そのせいか、ちょっと注意力が散漫になっており、立て続けに失敗
してしまいました。

ひとつは、朝、地下鉄に乗っていて、ふと足元を見ると、恥ずかし
いことに左右の靴が違っているんです。たまに安モンのテレビドラ
マでそういう場面を見かけて、「そんな奴おるかい!」と思ってい
ましたが、そんな奴、ここにいました(^^;)

恥ずかしいやら情けないやら、その日はお客さんにも会うのもかっ
こ悪いのでおとなしくしておりました。

もう一つは、夜中にマンションに戻ったら、カギがなくて、中に入
れないんです。結局出張カギ屋さんに来てもらって空けてもらった
のですが、2万2千円もとられてしまいました。

カギは、事務所に忘れていたんですね。痛い出費です。でも、カギ
はこういう風に空けるのか、というのがよくわかりましたし、結構
いい商売かな、と思いました。

困ってどうしようもない場合、解決のために人は金はいくらでも出
しますからね。商売を考えるときの基本です。

出張カギ屋さんを副業でやるのもいいかな、とも思いましたが、そ
れよりもそのワザを駆使してドロボーさんをやるほうが儲かるかな!

ウソウソ。

──────────────────────────────

意見・感想等はこちらへ。
  → mail@forlife2.com

発行人:株式会社フォーライフコンサルティング 塩野
 http://www.forlife2.com/ 

購読登録・解除 → http://www.mag2.com/m/0000148931.html

──────────────────────────────
知人・友人への転送はご自由にどうぞ。
その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
(C) Copyright For Life Consulting. All rights reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガで提供している情報の内容には万全を期していますが、
その内容を保証するものではありません。
万一この情報に基づいてなんらかの損害が発生したとしても、発行
者は責任を負いませんので、よろしくお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

絞り込み検索!

現在22,386コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP