2009年4月11日号 (no. 189)
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■3分労働ぷちコラム
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本日テーマ【早上がりが常態化しているならば契約を更新すべき】
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■契約時間は働かせなければいけないのが原則。
「今日は忙しくないから、1時間ほど早く上がろうか」と言われた経験がある方も
いるのではないでしょうか。
私も、学生時代のバイトでたまに言われていました(「あぁ、そんなもんか」と違和感
も無く感じていましたね)。
ここでは、契約した時間よりも短い時間で退勤させることは、契約違反では
ないのかが疑問ですね。
雇用契約は契約です。
契約とは、一言で言えば「約束」ですよね。
とすると、契約と違う扱いをすることは、約束違反とも言えるわけです。
普段の生活でも、約束に違反したら、怒られますよね。
約束の時間に遅れたとか、出かける約束をすっぽかしたりすると、
相手は怒ってきます。
このように、約束違反は日常生活でも怒られることなのですから、会社との
契約ならなおさら怒られることだと解釈できますよね。
■早上がりを続けるならば、契約を更新すべき。
雇用契約で、勤務時間は6時間と決めたにもかかわらず、実際は4時間しか
勤務していないならば、残りの2時間は会社都合による時間短縮と判断され、
休業手当が必要になりますよね。
多くの場合、「早く退勤しただけだから、休業手当は要らないんじゃないの?」と
判断しがちなのですが、会社都合で早く退勤させたとすると労働基準法26条が
絡む場面になります。
もし、4時間の勤務時間がしばらくの間継続すると判断したならば、雇用契約を
更新して、契約時間を6時間から4時間に変更しておくのが望ましいです。
ただの早上がりだから、わざわざ契約更新しなくても良いのではと思えますが、
契約時間も契約の内容なのですから、守る義務があるわけです。
「契約は守らなければいけない」のですから、「時間短縮は単なる早上がり」と
甘く考えない方が良いかもしれません。
ぜひ、実態と契約内容を合わせるということに意識を向けて欲しいところです。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160308HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
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