相談の広場
最終更新日:2010年05月11日 01:31
いつもお世話になっております。
私は、以前、広告代理店にデザイナーとして勤務しておりました。
今年3月に退職し、残業代を請求しようと思っております。
入社時に「残業代は支給しない」との説明を受けたのですが、労働基準監督署へ出向き尋ねたところ、支給しないというのは法律に違反しており請求出来るとの回答を頂きました。
書類等、必要な物は全部準備が出来ており、いつでも請求書を発送出来る状態です。
状況は以下です。
【勤務時】
・勤務時間 11:00~19:00
・有給休暇、健康診断共に無。
・裁量労働制は採用していない。
・毎日残業有。良ければ終電で帰宅、普段は大体朝方まで残業。最悪のパターンとしては、泊まり込み。
・タイムカードなどは無。
・タイムカードがないので、原稿を作り上げたときに毎回送ることが必須だったメールの送信履歴のバックアップを持って帰る。(原稿を作り上げたときに必ず送っていた物なので、何時まで仕事をしていたのかがこれで分かる。)
【退社後】
・離職票の提出に際し離職理由の「自己都合」とされていたのを「時間外残業過労働のため」との異議申し立てをしたが、会社側から「会社都合での退職」にするとの報告を受ける。(会社都合であれば、失業保険も早く出るという説明を受けたので了承。)
・しかし、後日「退職合意書」なるものを郵送で送付され、署名、捺印を求められる。(内容は「会社と私の間に何も債権債務がないことを確認する」と言った内容。)
・「退職合意書」には、署名捺印をせずに、請求書と一緒に送り返す予定。
また、デザイナーということもあり、毎日残業をしてはいたのですが労働基準監督署から「ずっと仕事をしていたのか、証明出来るか」と言われたので請求は「原稿の締め切り、入稿」があった日に限定しております。(入稿があった日ならば、発注書もあるだろうという予想のもと)
そこで、質問なのですが、請求書を送った場合、会社から電話があると思います。(「なんでこんなものを送ってきた」もしくは「残業代は払わないと言っただろ、取り消せ」「残業していたことは認めない」など)
(残業していた事実を上司は把握しています。)
その際に、お恥ずかしい話、あまり物事を言葉にするのが得意でなく気弱な私は多分電話に出てしまった場合、上手く丸め込まれてしまいそうなのです。(さらに男性が苦手なので余計に怒鳴られたりすると萎縮して何も言えなくなってしまいそうです…。)
電話に出なくても良い、という状態が一番ベストではあるのですが…出ないといけませんよね?
仮に電話に出るとして、どういった対応をするのがベストなのでしょうか?
上手い切り返し方、返答の仕方をご教授願えませんでしょうか?
残業代請求に関して、何か知恵や知識、上手く請求をするノウハウなども教えて頂ければ幸いです。
長々と申し訳ありませんでした。
ご回答頂ければ、とても嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
スポンサーリンク
アミ★さん
大変でしたね。
残業代の請求自体は、法に乗っ取ったものですし、労基署に
相談しながら堂々とされればよいと思います。
会社から送られてきた「退職合意書」は、署名せずに請求書と一緒に返送されるとのことですが、念のためコピーをとっておき、合意できない旨書き添えたほうがいいでしょう。
そして、連絡方法も書面でのみと指定しておくと後で電話がかかってきた時に、「電話ではなく、書面でお願いします」と切り返せるのでこちらに余裕ができると思います。
電話がかかってくると、即答しなくてはとの思いからご本人に取って不利な申し出に応じてしまう可能性がありますから、電話での話し合いには一切応じない・即答はしないという毅然とした態度で頑張ってください。
尚、請求書を送る際には、普通郵便の他、○月×日に誰から誰までどんな内容の物が送られたかの謄本が郵便局に残る「内容証明郵便」や、書面を差し出した記録が残る「特定記録郵便」などがあり、それなりに相手方にプレッシャーを与えることができますので、アミ★さんがかけられる費用や手間に応じて利用されることをオススメ致します。
御参考になれば幸いです。
交渉事が苦手な人って多いと思います。
特に普段から怖いと思っていた上司からまくしたてられると返答に詰まり思わぬ返答をしてしまったり、精神的に嫌な思いをされると予想されます。
気弱な人だと日常生活にも支障がでてくるのかもしれません。
今回、アミ★さんが請求する金額がわかりませんが、方法のひとつとして法律の専門家に任せるというやり方もあります。
費用はかかりますが、余計な労力や精神的プレッシャーからはかなり解放されます。
もしかしたら、専門家に相談することによって、
自分の請求しようとしていた金額より多く請求できるかもしれませんし、
一度「法テラス」などの無料相談を利用してみてはどうでしょうか?
仮に弁護士に委任した場合、相手方から電話がきても応じる必要が無く、「直接言われても弁護士に委任していますので、すべて代理人の弁護士を通して話してください」で済むと思いますし、相手方も直接電話は掛けてこないと思われます。(ある程度まともな人ならですが)
弁護士のやり方にもよりますが、今回のケースでは思っているより多くの残業代と慰謝料も請求できるかもしれません。
今は弁護士でも自分にあった人を自由に選べる時代です。
法テラスなども整備されていますので、請求を出す前に相談してみてはどうでしょうか?
ちなみに法テラスを利用すれば、弁護士への報酬は規定で決まっていますので、頼む弁護士によって法外な報酬を請求されるということは無いと思いますよ。
カナリヤ様
ご返信頂き、ありがとうございます!
> 会社から送られてきた「退職合意書」は、署名せずに請求書と一緒に返送されるとのことですが、念のためコピーをとっておき、合意できない旨書き添えたほうがいいでしょう。
「退職合意書」については、コピーは既に取ってあり、原本を送付しようと思っております。
合意出来ない旨に関しては「内容に合意出来ない点があるため、署名、捺印は出来ません。」と合意書に書いてしまっても大丈夫なものでしょうか??
> そして、連絡方法も書面でのみと指定しておくと後で電話がかかってきた時に、「電話ではなく、書面でお願いします」と切り返せるのでこちらに余裕ができると思います。
なるほど!そういった方法がありましたね!
早速、書類に「連絡は書面でのみお願いします」と書き加えることに致します。
> 電話がかかってくると、即答しなくてはとの思いからご本人に取って不利な申し出に応じてしまう可能性がありますから、電話での話し合いには一切応じない・即答はしないという毅然とした態度で頑張ってください。
そうなんです…どうにも即答しなくてはとなってしまって、考えられないままに不利な状況になってしまう気がして…。
電話に関しては、出てしまうと上手く対応が出来ない可能性があるので応じないことに致します。
> 尚、請求書を送る際には、普通郵便の他、○月×日に誰から誰までどんな内容の物が送られたかの謄本が郵便局に残る「内容証明郵便」や、書面を差し出した記録が残る「特定記録郵便」などがあり、それなりに相手方にプレッシャーを与えることができますので、アミ★さんがかけられる費用や手間に応じて利用されることをオススメ致します。
特定記録郵便にて送付しようと思っておりますが、内容証明郵便の方がいいのでしょうか??
出来るだけプレッシャーを与えたいと思っております。
費用はそこまでかけられませんが、手間に関しては惜しみません!
親身に相談に乗って頂いて本当にありがとうございます。
とても為になりました。
是非、参考にさせて頂きます!
smiley様
お返事を頂き、ありがとうございます!
> 交渉事が苦手な人って多いと思います。
> 特に普段から怖いと思っていた上司からまくしたてられると返答に詰まり思わぬ返答をしてしまったり、精神的に嫌な思いをされると予想されます。
そうなんです…思わぬ返答をしてしまった経験が何度もあるので、今回の件に関しましても慎重になっております。
> 気弱な人だと日常生活にも支障がでてくるのかもしれません。
> 今回、アミ★さんが請求する金額がわかりませんが、方法のひとつとして法律の専門家に任せるというやり方もあります。
請求する金額としましては、一応120万円ほどです。(コレに関しましても、相談内容での前述の通り、最低限の請求です。)
専門家に依頼しようとも考えましたが、いかんせん費用がないため…本当は弁護士の方にお願いしたいところではあるのですが。
> 一度「法テラス」などの無料相談を利用してみてはどうでしょうか?
無料相談、是非利用してみたいと思います!
貴重な情報、ありがとうございます。
> 仮に弁護士に委任した場合、相手方から電話がきても応じる必要が無く、「直接言われても弁護士に委任していますので、すべて代理人の弁護士を通して話してください」で済むと思いますし、相手方も直接電話は掛けてこないと思われます。(ある程度まともな人ならですが)
> 弁護士のやり方にもよりますが、今回のケースでは思っているより多くの残業代と慰謝料も請求できるかもしれません。
「直接言われても~」はかなり魅力的です…!
> 今は弁護士でも自分にあった人を自由に選べる時代です。
> 法テラスなども整備されていますので、請求を出す前に相談してみてはどうでしょうか?
> ちなみに法テラスを利用すれば、弁護士への報酬は規定で決まっていますので、頼む弁護士によって法外な報酬を請求されるということは無いと思いますよ。
そうなのですね!
一度、法テラスにて相談してみようと思います。
親身に相談に乗って頂いて本当にありがとうございました!
是非、参考にさせて頂きたいと思います。
smiley様
> 法テラス経由で弁護士に依頼した場合ですが、本人の資力によって着手金の分割払いも可能なはずです。相談に行った時には、聞いてみてください。
先ほど、弁護士ドットコムというサイトで無料見積もりをお願いしてみたところ、一人の弁護士さんが見積もりにプラスして法テラスでの立て替えもありますよ、と紹介してくれました。
> 請求額120万は大きいですね!
> 最低ラインで120万ですから本当はもっと請求できるかもしれませんし、会社側もすんなり払う金額じゃないですね・・・
> ひとりで戦うには難しい金額かもしれません。
やはり、一人では厳しいですか…。
普通に考えて、そうですよね…、一度弁護士さんに相談に乗って頂くことを検討致します。
> 今朝の新聞で、旅行代理店の添乗員にも残業代が認められた判決が載っていました。(詳しくはまだ見ていませんが)
> 今後は、アミ★さんのような特殊な仕事の場合でも残業が普通に認められるようになるかもしれませんね。
そうなんですか!
今後の社会的なことも考えたときに、泣き寝入りしている場合ではないですね!
もちろん自分の為ですが、後々認められる人が増えてくれるよう、頑張りたいと思います!
丁寧にご回答頂き、ありがとうございます。
大変励みになりました!
絶対勝ち取ってやろうと思います★
カナリヤ様
> 退職同意書に同意できない旨は、「会社の言っていることには同意できない、なぜなら私は未払いになっている残業代を請求したいから」というこちらの主張が一つの文面でわかるよう、請求書の文頭に書かれればよろしいのではないでしょうか?
先ほど「内容に合意出来ないので、署名捺印致しません」と書きました!
> 内容証明郵便は、このまま何もせずにいれば時効消滅してしまう未払い残業代にかかわる給与債権を、アミ★さんが会社に確かに主張したという証明になります。
> つまり、放置すればさらに次の手(裁判など)に出るよ、というプレッシャーを与えることになりますので、今まで渋っていたものをあっさり払ってくれるということもあるようです。
> しかし、その一方で法的なものをこちらがにおわせることで相手方が態度を硬化させることにもなりかねないので、むやみやたらに出せばいいというものでもないともいえます。
> 最初、特定記録で出して様子を見ておいて、次の手に取っておくのもいいかもしれません。
メリット、デメリットの詳しい説明、ありがとうございました。
とてもわかりやすく、理解出来ました!最初は特定記録で送ってみたいと思います。
> 費用は、文章の長さなどにもよるようですが、普通郵便料金の他に書留による加算や内容証明による加算などが加わり、
> 私の経験ですと、市販の用紙5~6枚に込み入った内容を書いたときでも3000円ほどだったと記憶しています。
> 様式に関しては、「内容証明 書き方」や「内容証明 書式」等で検索されればたくさん出て来るとは思いますが、ご自分でワープロ打ちもできますし、文房具コーナーで専用の用紙(原稿用紙みたいなのです)を買ってきて手書きされればより簡単だと思います。
内容証明については、利用する際、インターネットで調べ、郵便局に出向きたいと思います!そんなに高い物でもないということが理解出来たので、特定郵便後の奥の手として使いたいと思います。
詳しく教えて頂き、ありがとうございます。
> これは、内容証明でも特定記録でもいえることですが、文章は、難しい表現なでは使う必要はなく、自分の主張を簡潔にわかりやすく述べたほうがよいと思います。
文章は分かりやすく、ですね。
そうですよね、解釈の違いでどうにでも取れるような文章は揚げ足を取られてしまいますよね。
難しい表現方法をしていないか、確認してから送りたいと思います。
> smilyさんも書かれていましたが、法律家のアドバイスなども活用されれば、自信を持って交渉できると思いますので、無料相談なども活用しつつ、アミ★さんの権利を獲得されるよう、応援しております!
現在、お教え頂いた、専門家への相談も検討中です!
丁寧にご回答頂き、ありがとうございます。
大変励みになりました!
絶対勝ち取ってやろうと思います★
アミ★さん
退職同意書に同意できない旨は、「会社の言っていることには同意できない、なぜなら私は未払いになっている残業代を請求したいから」というこちらの主張が一つの文面でわかるよう、請求書の文頭に書かれればよろしいのではないでしょうか?
内容証明郵便は、このまま何もせずにいれば時効消滅してしまう未払い残業代にかかわる給与債権を、アミ★さんが会社に確かに主張したという証明になります。
つまり、放置すればさらに次の手(裁判など)に出るよ、というプレッシャーを与えることになりますので、今まで渋っていたものをあっさり払ってくれるということもあるようです。
しかし、その一方で法的なものをこちらがにおわせることで相手方が態度を硬化させることにもなりかねないので、むやみやたらに出せばいいというものでもないともいえます。
最初、特定記録で出して様子を見ておいて、次の手に取っておくのもいいかもしれません。
費用は、文章の長さなどにもよるようですが、普通郵便料金の他に書留による加算や内容証明による加算などが加わり、
私の経験ですと、市販の用紙5~6枚に込み入った内容を書いたときでも3000円ほどだったと記憶しています。
アミ★さんの場合は、残業代の請求だけでしたらそこまでもかからないでしょう。
様式に関しては、「内容証明 書き方」や「内容証明 書式」等で検索されればたくさん出て来るとは思いますが、ご自分でワープロ打ちもできますし、文房具コーナーで専用の用紙(原稿用紙みたいなのです)を買ってきて手書きされればより簡単だと思います。
これは、内容証明でも特定記録でもいえることですが、文章は、難しい表現なでは使う必要はなく、自分の主張を簡潔にわかりやすく述べたほうがよいと思います。
smileyさんも書かれていましたが、法律家のアドバイスなども活用されれば、自信を持って交渉できると思いますので、無料相談なども活用しつつ、アミ★さんの権利を獲得されるよう、応援しております!
どのカテゴリーに投稿しますか?
選択してください
1~9
(9件中)
お知らせ
2024.4.22
2023.11.1
2023.9.1
スポンサーリンク
スポンサーリンク
[2022.7.24]
[2019.11.12]
[2018.10.10]