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労務管理

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フレックスタイム制 問題点について

著者 ひらむ さん

最終更新日:2008年05月08日 12:03

皆様お疲れ様です。

表題について
当社(ソフトウェア開発・30名余りの従業員)でフレックスタイムの導入を検討しています。

大きな目的としては、時間外労働時間の短縮を狙っています。
現在は9:00~18:00の勤務時間を設定していますが、当社は給与体系年俸制なので「期中は給料変わらないんだから労働時間なんてどうせ関係ないでしょ」と長時間労働をすることに対して関心は薄く「終電までに帰ればいいや」という気持ちで休憩を頻繁にとりながら遅くまで在席して、翌日起きれなくて遅刻してしまう→遅刻したので遅くまで残らなきゃ→でもどうせ遅くまで残るんだから休憩とってゆっくり作業しよう→終電で帰宅→翌日遅刻。。。と悪循環に陥る従業員も見受けられます。
年配の社員さんなどは「俺が若かった頃は徹夜の連勤なんて普通にしてた」などなどの武勇伝を大げさに(?)はなすので、「長時間勤務=えらい」「定時退社=不真面目(または、用事がある日)」という感覚が従業員の中に少なからずあるようで定時で退社しにくい雰囲気があります。
効率良く仕事をして早く帰りましょう、とは色々な場面で従業員には言っているもののこちらも言うだけで終わっている状態で早く帰ろうとする人は特に居ない状態です。
(フレックス導入以前に意識の改革も必要そうですが。。。その手がかりとしても導入を考えています)

前置きが長くなってしまいましたが、
ざっくりとした構想では
 フレキシブルタイム6:00~22:00
 コアタイム10:00~15:00
 (休憩コアタイム内の1時間)
 清算期間は1ヶ月で全従業員対象
 本格導入前に3ヶ月程度の試用期間を設ける
という形で導入することになると考えております。

ここで、考えなければならない問題点が、
・光熱費が上がらないか
・出退勤の管理(ホワイトボードへの記入徹底とか)
・取引先様への対応に不備が出ないか
・事務所の戸締り・鍵管理方法
などなど出てきましたが

もっと細かい問題点や、実際にフレックスタイムを導入している(していた)会社様で出てきた問題点や解決策などがあればどんなことでも教えていただけませんでしょうか。

フレックスタイム導入検討の報告資料として簡単なQ&Aを作成したいと考えています。

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Re: フレックスタイム制 問題点について

こんにちは。

当社ではフレックスタイム制を導入していますが、実際のところ皆が8:30前には来ている状態です。
コアタイムは10:00~15:00です。
求人にもフレックスタイム制としていますが、8:25から朝礼をやっているのでほとんどウソみたいなものですね。
この点については何度も上へ指摘しているのですが、一向に改める気配がありません。

当社がフレックスタイム制を導入している理由は、『会社に居た労働時間を売りにするのではなく、仕事を売りにできる社員でいること』が建前ですが、実際はタイムカード通りに残業代を支払うのは莫大な経費だ、という経営者側の意図です。

御社の悩みとは全く違う問題ですが、フレックスタイム制というのは多方面からの検討が必要かと思われますね。


さて、本題です。
ひらむさんのご相談内容を見ていますと、遅刻への対策として出社時間に余裕を持たせる、、、との意図が見えるのですが。
いかがでしょうか。


もし遅刻への対策でしたら、定時が9:00~18:00と決まっているのであれば、遅刻や早退は厳密に人事考課へ含めることによって管理することもできるかと思います。
また、当社の場合ですが、「時間外勤務でも食事等の休憩に要する時間は勤務時間に含めない」としています。


もしこのままの状態で、御社でフレックスタイム制を導入すれば、もしかすると現状より悪い状況(もっと遅く来て遅く帰る)になるかもしれませんよ。

ひらむさんが挙げられている下記の問題点ですが、今現在遅刻と深夜勤務が多い状態であれば、すでに出てきている問題点ではないですかね?

・光熱費が上がらないか
・出退勤の管理(ホワイトボードへの記入徹底とか)
・取引先様への対応に不備が出ないか
・事務所の戸締り・鍵管理方法


経験上、ダラダラ会社に残っている社員がたくさんいる・・・ということへの対応は、何かの制度を導入することとあわせて、ひらむさんもおっしゃるように意識改革が間違いなく必要です。
それを制度面から改革していこうとするのであれば、フレックスタイム制の導入の前に、徹底的に遅刻・早退・退社時間などを管理することをオススメします。


ご参考までに。

Re: フレックスタイム制 問題点について

著者ひらむさん

2008年05月08日 15:46

しまかさん

アドバイスありがとうございます。助かります。
はっ!としました本当ですね、私が挙げた問題点は既に今の問題点ですね。。。
問題点も把握できていなくて恥ずかしいです>_<反省!

就業規則に遅刻早退に対する記載はあるのですが「減給することができる」という表現で実際に適用された例はありません。それに直属の上司が承認すれば遅刻であっても勤務表は遅刻ではなく通常勤務または時間差勤務として登録できる現状も悪循環の手助けをしています。。。

私個人の当社の就業の印象が、遅刻者が居る!だらだら働いてる!皆二言目には年俸だから関係ないって言いやがって!というイライラが前面に出ている質問の文面になってしまいました。すいません。

「遅く来て遅く帰る社員が出てくる」という状況は確かに目に見えてあります。。。
役員にもそんな状態になるんじゃないかとは言ったのですが、「絶対に労働時間が短縮するんだからとりあえず導入しよう」と返ってくるばかりで。。。

(ごめんなさい、愚痴です)

トップが強く推しているのでとりあえず仮導入はすることになりそうです。仮でもどうせなら成果を出したいので色々と情報が欲しい状態です。
みなさん他にも何かございましたら、ほんとに些細な問題でもいいので教えてください<(_ _)>

Re: フレックスタイム制 問題点について

著者ひらむさん

2008年05月08日 15:52

字数制限?文面全ての掲載ができませんでしたので切れたところから再掲します。
------------------------


就業規則に遅刻早退に対する記載はあるのですが「減給することができる」という表現で実際に適用された例はありません。それに直属の上司が承認すれば遅刻であっても勤務表は遅刻ではなく通常勤務または時間差勤務として登録できる現状も悪循環の手助けをしています。。。

私個人の当社の就業の印象が、遅刻者が居る!だらだら働いてる!皆二言目には年俸だから関係ないって言いやがって!というイライラが前面に出ている質問の文面になってしまいました。すいません。

「遅く来て遅く帰る社員が出てくる」という状況は確かに目に見えてあります。。。
役員にもそんな状態になるんじゃないかとは言ったのですが、「絶対に労働時間が短縮するんだからとりあえず導入しよう」と返ってくるばかりで。。。

しかし、8:30前に出勤しているという状態うらやましいです!当社は昨年の新人に何度言っても8:55~9:00前寸前にしか出社してきませんし、全体的に8:50頃にならないと人が全然居ない状態です。。。(遅刻ではないので強くも言えないですがせめて社長や自分の直属の上司より早く来れないものかと。。。)
それから皆一服してから仕事に取り掛かるので必然的に9時を過ぎてから人が揃う状態です(泣

(ごめんなさい、愚痴です)

トップが強く推しているのでとりあえず仮導入はすることになりそうです。仮でもどうせなら成果を出したいので色々と情報が欲しい状態です。
みなさん他にも何かございましたら、ほんとに些細な問題でもいいので教えてください<(_ _)>

Re: フレックスタイム制 問題点について

ひらむさんへ>

そうですか。上司がとにかく導入しろ、とはずいぶん困りましたね。笑
でも、実際にそのような状態でも


○仕事になっている(=厳密な出勤時間を設定しなくても、業務に支障がない)

○きっちり会社として利益が出ている(お客さまに迷惑はかかっていない)

○統制がとれていないわけではない(全体的にすべてにおいてダラしないということではない)


のであれば、それほど時間を守らせる必要はないですよね。と私は個人としては思います。
ソフト屋さんには現実にフレックスが多いですし。


当社はお客さまの立会いなんかが時間で決められていますので、適当な時間に来られると困ります。
ですので、『フレックスタイム制』なんて名ばかりのものはやめたほうがいい、というのが私の考えなんです。別に8:30~17:30なんていう会社はザラですし。聞こえがいいから導入していると言っても過言ではありません。


上司の方を説得するためにも、他の方からも情報が集まるといいですね。
でも、「年俸制なんだから何時までいても関係ないし」って会社にいるほうが実はすごいと思いますけど。笑
私なら、どうせ何時までいたって変わらないならとっとと帰りますよ。

がんばってください☆

Re: フレックスタイム制 問題点について

著者ひらむさん

2008年05月08日 17:57

>しまかさん

ありがとうございます。
私もどうせだったら早く帰るくちです^^
今も定時でとっとと帰るのは私くらいです。。。(たぶん「事務職は早く帰れていいね」位にしか思ってないでしょうけど、皆も早く帰れるはずなんですが。。。事務職は私一人です)
従業員の納期前やトラブルでもないのに事務所に泊り込むほどの愛社精神には頭が下がります(笑

機能しているかは別ですが、確かになんとなく聴こえは良いですよね。
フレックスタイム制」「年俸制」どちらも看板は掲げても当社では結局は「9-18時勤務」「年功序列の給与」とさほど変わらない気はします。。。

とりあえず情報収集に走ります!ありがとうございます!!

Re: フレックスタイム制 問題点について

著者saakiさん

2008年05月09日 11:53

フレックシタイム制度にも、清算期間(普通は1ヶ月での運用)における法定労働時間の総枠を算出してその枠を超えた分は時間外の支払が必要です。

御社では、フレックスタイムにすると時間外の支払義務が生じないと誤解されていらっしゃるのではないでしょうか。時間外労働分は全てサービス残業になっていませんか?労基署が入った場合は、PCの起動時間など細かくチェックが入りますよ。その点は大丈夫ですか?自己裁量でも、その終業時間の管理義務は会社側にあります。

弊社でも、一部の部署でフレックスを導入していましたが、労働者の自己裁量にまかせるものの、実際の勤務時間申請が適正になされておらず、サービス残業問題を誘発させていたために、廃止しました。
前の日遅くまで残っていたため、翌日の出勤が遅くなる場合は事前に部署長に連絡することで遅刻扱いとはせず、運用にて社員に配慮する制度に修正しております。社員への意識改革も進めており、1日8時間の中でいかにパフォーマンスを出すかに人事評価の重点を移し、同じ結果でも時間外を多く使う人と時間外が無い人では評価に差がつくようにしております。

従業員費用対効果(人件費とその成果)の趣旨を正しく理解していただくのが、まず会社としてやるべきことではと思います。

Re: フレックスタイム制 問題点について

著者ひらむさん

2008年05月09日 13:05

saakiさん

アドバイスありがとうございます!
当社も年俸交渉(給与査定)では成果や目標達成を重点的に見て評価しております。
そのために年俸制を導入したそうですので。

> 御社では、フレックスタイムにすると時間外の支払義務が生じないと誤解されていらっしゃるのではないでしょうか。時間外労働分は全てサービス残業になっていませんか?

年俸には残業代も含めた形で設定しているので全てがサービス残業になっているわけではありませんが、きちんと何時間分でいくらの残業代かそれを超えた場合の金額の設定ということを年俸提示ではしておりません(汗

新しく問題点を見つけることができました!
ありがとうございます!!

--------------------
http://sr-kappa.net/faq_ja015.html より一部掲載

労働契約に、年俸に時間外労働等の割増賃金が含まれていることを明示する。
時間外労働等の割増賃金と、通常の労働時間賃金が区別されている。
あらかじめ、年俸に含められた割増賃金は、時間外労働等の何時間分なのかを明示する。
区別された割増賃金部分が、法律で決められた割増額以上である。
実際の残業が、あらかじめ決められた時間を超えた場合に、その超えた部分の割増賃金を支払うことを明示する。
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