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労務管理

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Re: 無断欠勤→賃金支払請求通知書が届きました(また編集しました)

著者 たまりん さん

最終更新日:2007年10月18日 14:30

こんにちは、tantanntanさん。

さて、ご質問の件、何点か必要な情報があると思われます。
具体的には、

①そのディレクターさんは、「(正)社員」として雇用したのでしょうか?。それとも「業務委託契約(外注契約)」をしたのでしょうか?
②①が前者の場合、“雇い入れ通知書”等の「待遇」を明示した文書を交付していますか?。或いは、本人が条件を「了解した旨」を記した文書はありますか?
③9月以降の給与は“月給制”、“日給月給”のどちらで計算する約束だったのですか?
残業代を請求されているようですが、それを証明できるような資料(タイムカード等)はありますか?
⑤そのディレクターさんと例えば御社の社長様との間で、本人が希望していた待遇を口頭でも社長に申し入れ、それを(「考えておく」程度でも)社長様が了解されたような仕草はされていませんか?

 正直なお話、御社のようなIT業界やデザイン業界は、一種独特な雇用形態と伺っております。
 よって、普通の入社処理、つまり、先に挙げた「雇い入れ通知書」等を交付し、それに基づいて給与を支払っていたのであれば(当然、残業手当も含まれる)、『それに応じる必要はない』とお答えしたいところですが情報が少なく、また、(違法であったとしても)貴社の業界の慣習とかが分からないので、今のままでは何ともいえないですね。

以上

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Re: 無断欠勤→賃金支払請求通知書が届きました(また編集しました)

著者tantanntanさん

2007年10月18日 14:41

たまりんさん、的確なご指摘ありがとうございます!
時間を見て説明を加えさせて頂きます!

無断欠勤→賃金支払請求通知書が届きました(3)

著者tantanntanさん

2007年10月18日 19:00

--------------------------------

初めまして。
WEB系の企画・制作を3名ほどでやっている小さな会社のものです。

先日、知人の紹介でディレクターを雇いました。
知人の案件などの都合でフルタイム勤務できないとのことなので、
8月は出勤日数ベースで日給換算し、通勤に必要な駐車場契約金や
交通費なども支給致しました。

8月の給与額に関して不満を持っているようでしたので、彼の希望額などを聞いて、会社として支払えるかどうか稟議をあげていましたが、
9月半ばで業務の引継や申し送りもないまま彼は突然来なくなりました。

そして、タイトルにあるように賃金支払請求通知書が配達証明つきで届きました。
「私は貴社に対して平成19年度8月分残業費、9月分給与、交通費、残業費の賃金合計○○万○○○○円の支払を請求致します。ついては○○月○○日までに○○銀行○○支店普通口座○○○○○○にお支払頂くよう通知致します。もし、右の期日までにお支払いない場合には、やむを得ず法的手続きをとらざるを得ませんのでご了承下さい。」
というような内容です。
請求してきた金額は、かれが希望していた月給額とほぼ同額です。

残業が多く、徹夜も2日ほどありました。
お恥ずかしい話ですが就業規則なども正式なものはない状態です。

このようなケースでも彼の希望額を支払わなければいけないのでしょうか。

会社としてはただでさえ人手が少なく多忙なところでいなくなってしまったため
彼が放り投げた案件のフォローや、彼を伴って挨拶をした客先への謝罪など、多大な時間と費用を浪費しています。

駐車場の契約金なども返還してもらいたいと思っています。

散漫な文章で申し訳ないのですが、アドバイス頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。

--------------------------------
10/18 たまりんさんにご質問頂きましたのでご回答いたします。
たまりんさん。ありがとうございます。
--------------------------------

Q1. そのディレクターさんは、「(正)社員」として雇用したのでしょうか?。それとも「業務委託契約(外注契約)」をしたのでしょうか?

彼(Aさん)正社員として登用する「つもり」でした。
・Aさんは、もともと私の知合いでフリーランスのBさんのお手伝いをしてました。
・BさんはAさんの給与(固定給)を負担と感じ、弊社は人手が欲しいという中で
 互いの利害が一致し、Aさんをうちに通わせ給与は弊社が支払うことにしました。

Q2.Q1.が前者の場合、“雇い入れ通知書”等の「待遇」を明示した文書を交付していますか?。或いは、本人が条件を「了解した旨」を記した文書はありますか?

恥ずかしながら文書は存在していません。

Q3. 9月以降の給与は“月給制”、“日給月給”のどちらで計算する約束だったのですか?

今は無理でも月~金フルタイムで働くつもりがあるならば月給制にするという話は
しました。

Q4. 残業代を請求されているようですが、それを証明できるような資料(タイムカード等)はありますか?

タイムカードは現在使用していないため、記録は残っていません。
あと、弊社は慣習的に社員に残業手当は付きません。
パートタイムで手伝ってくれて結果徹夜になったという場合は幾ばくかの御礼はしますが。

参考までに、彼が通知書の前にメールで送ってきたものに

 8月分:通常時間外合計:53時間 深夜時間外合計:26時間
 9月分:通常時間外合計:28時間 深夜時間外合計:24時間

と書かれていましたが、単価が書かれていませんし、時間が妥当とは思えません。
深夜残業を制止したにもかかわらず独断で行っている部分もありますので。

Q5. そのディレクターさんと例えば御社の社長様との間で、本人が希望していた待遇を口頭でも社長に申し入れ、それを(「考えておく」程度でも)社長様が了解されたような仕草はされていませんか?

社長は、Aさんが生活にどれくらい必要か、どれくらいBさんからもらっていたかは訊いていると思いますし、同じくらいは出すと言っていたかも知れませんが、
「フルタイムで働いてくれるならば、もしくは欠勤を感じさせないくらいの力を見せてくれるなら」という条件付けは必ずしていたと思います。

以上です。
また加筆しますので、引き続き閲覧・ご意見頂けると幸いです。

Re: 無断欠勤→賃金支払請求通知書が届きました(3)

著者たまりんさん

2007年10月19日 10:09

こんにちは、tantanntanさん。

 さて、今回加筆いただいた状況を基にすると以下の通りかと考えます。
 ただし、昨日指摘させていただいたように、御社の業界には独特な労働慣行や雇用形態があると伺っていますので、できましたら、tantanntanさんの経験や、業界他社の方の見解を持って判断されるべきかと思います。

Q.このようなケースでも彼の希望額を支払わなければいけないのでしょうか。
A.A氏の捉え方にもよりますが、当時の状況からすると、A氏は「雇用(社員)」ではなく「業務委託請負)」という認識を持っていた可能性もありますね。
 
 仮に前者とA氏が認識していた場合、“雇い入れ通知書”等の待遇にかかる書面が存在しない以上、月給がいくらかは「水掛け論」になってしまう可能性が高いと思われます。
 ただし、A氏が御社に入社するにあたり、B氏がA氏に待遇面を提示されている可能性もあり、B氏が証人的な立場に立ってもらえるようであれば心強いですね。
 しかしながら、法的な面で判断すると、文書がない以上、御社の立場のほうが弱いことは否めないでしょうし、基準法に則れば、「慣例的に残業手当は付かない」は通用しないでしょう。

 一方、後者とA氏が認識していた場合、御社から業務委託を受けた“製品”を納品したことによって、その製作にかかる代金(残業も含む)を請求したのかもしれません。
 また、時間外単価が記載されていなかったのは、「(値切られるのは覚悟の上)請求してみよう」と思ったのかもしれません。ちなみに、前月の(日割)給与は、A氏にとっては「出来高」を貰ったという認識やも知れません。
 加えて、製品を納品したことによって、御社との関係は切れ、出社(?)しなくなったとも考えられます。

 どちらにせよ、先に触れましたが、文書がない以上、A氏の考えは“想像”でしかないですね。ちなみに、社会保険は加入していましたか?
→A氏が労働法規にあまり詳しくない場合、雇用業務委託を混在して理解している可能性もあります。


 結論的な回答が出来ないのが申し訳ないですが、ご参考としてご覧頂けたらと思います。

以上

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