• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

タックスペイヤーの視点18、超入門・ビジネス会計(6) ほか

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第54号 2002年11月18日
■ ■ ■
■■■ ■ ■ ■■
■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター
■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
原稿執筆の励みになりますので、
ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 目次
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
▼タックスペイヤーの視点18 税理士・FP 榎本 恵一

▼超入門・ビジネス会計(6) 中小企業診断士 駒井 伸俊

▼海外生産へのシフトの意味(3) MBA 長友 孝幸

▼その他の雇用保険のメリット AFP 小林 義和

▼噺家の弱点 落語家 三遊亭金時

▼編集後記 副編集長 小林 義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ タックスペイヤーの視点18 税理士・FP 榎本 恵一
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
早いもので巷には来年のカレンダーが顔を見せ始めました。2003年は一体どん
な年になるんでしょうか。私はこの2003年が一番辛い年になると思います。政
治・経済を取り巻く環境の変化はピークに達し、この変化に順応できる体制作
り(個人として)モードに出来るか否かで勝負は決まると思います。しかし、
既に現下の経済状況を味方につけ好業績を残されている企業が多いのも事実で
す。日本経済新聞(11月16日号)にデフレ克服企業・直撃企業、IT追い風企業
・逆風企業、リストラ達成企業・途上企業に分け上場企業の中間決算をまとめ
ていました。このような分け方も皆様の周りで参考になるのかも知れません。
中小企業においてはやはりデフレ克服でしょうか。

最近、お客様の所を訪問すると、あと何年辛い時期が続きますかねと言うよう
な話が多くなってきました。私は何年続くかは、個人の考え方次第ですよと必
ず話します。このような環境の変化は全て平等におとずれているのですから。
会社が悪いのではなく、個(個人)としてどのような変化適応人間になれるか
がカギだと思います(ピンチの時こそチャンス有りです)。

さて、弊社主催の最新セミナーでは、シーズンと言うこともあり「税金還付セ
ミナー」を行っています。11月19日には政府税調より来年度の答申がでますが、
恐らく個人の控除が圧縮されることは間違いなさそうです。これからは、他人
任せの過去の延長線上ではなく自己防衛の時代なのです。皆さんは税金の還付
の仕組みはお解りでしょうか。会社が年末調整でやってくれるから全く分から
ないと言う方が多いのが事実です。でも考えてみて下さい。21世紀のキーワー
ドは自己責任の4文字です。個人に対する税の仕組みを良く知る事こそ、自己
責任の時代を乗り切れるのです。還付させる絶対の条件が、源泉徴収をされて
いる方です。笑い話になるかも知れませんが、何で私は生命保険料や医療費
あるのに税金の還付が出来ないのですかという質問があります。会社員の方で
あれば、必ず会社で源泉徴収されていますので還付する対象物がありますが、
今年から個人事業を始められた方は、税金(源泉税など)を払っていませんの
で、還付そのものの考え方がないのです。

また、上記の「自己責任」で401K(企業型・個人型)を導入された方や、小規
模企業共済などに加入された方は、ビックな還付がありますので期待できます。
税金の還付を人任せにしては絶対に駄目です。ご自身のライフプラン作成上か
らもご自身で理解して頂きたいと思っています。そこでセミナーでは、独身時
代、結婚後、働き盛り、老後、独立した方の5つの視点から特徴的な還付対象
事項の話をしています。最近話題の配偶者特別控除の罠に関する税金還付の仕
組みを解説しています。

最後に、最近リストラにあわれて、今年中に再就職がない方は、必ず来年の2
月16日から始まる確定申告を行って下さい(因みに還付申告は、2月1日から
受け付けています)。ほとんどの方は、税金が還付される筈です。就職してい
ないから税務署は関係ないと思うのは大間違いです。毎月源泉徴収されている
分(一年間働くものとして計算されています)が還付される仕組みです。還付
の仕組みの詳細はセミナーで話していますので、お気軽にご参加下さい。

話がガラリと変わりますが、弊社では、所内でコンピテンシーの導入をしてい
ます。今年から始めたのですが、結構社員の間に浸透してきました。来年に向
けて磨きをかけますので効果の程は是非とも皆様に測定して頂きたいと思って
おります。わが社のコアコンピテンシーの一つに、「クレーム処理という項目」
があります。恐らく、どの会社でも、クレームに関する問題は、かなり神経を
尖らせていることと思います。先日社内で、ふと、このクレームの語源は何が
話題になりました。クレームはクレームだよと思われる方も多いかも知れませ
んが、英語で「CLAIM」は要求するという意味あり、日本語で使うクレームとは
全く異なるのです。日本語のクレームの意味は、「文句をつける」といった意
味だと思います。英語では「COMPLAIN」です。結構日本語英語を使っているも
のですね。

コンピテンシー導入の目的と効果
http://www.ecg.co.jp/ecgclub/competency.htm?mm=54

榎本会計事務所
http://www.ecg.co.jp/about.htm?mm=54



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 超入門・ビジネス会計(6) 中小企業診断士 駒井 伸俊
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
財務諸表を分析する(1)

-いろいろな視点-

前号まで、企業の財政状態や経営成績を表す貸借対照表損益計算書の概要を
みてきました。今号からは、その貸借対照表損益計算書の中に書かれている
数値を上手に利用して、この企業には支払能力はあるのかとか、どれぐらい儲
かっているのかとか、前期と比較して成長しているのかといったことを分析す
る財務分析について検討していきましょう。

財務分析には様々な技法があります。ここでは、安全性(企業の債務支払能力)、
収益性(企業の利益獲得能力)、効率性(資本等の使用の効率性)、生産性
(生産要素の有効利用度)、成長性(企業の成長の程度や将来性)の5つの観
点から、その主な技法をとりあげていきます。

まず、安全性の分析です。安全性の分析では、企業が債務を支払えなくなって
倒産する可能性がないかを分析します。企業の短期的な安全性を見るための指
標の1つに、流動比率があり、次のような算式で求めることができます。

流動比率=(流動資産÷流動負債)×100

算式にすると、ちょっと難しく感じていしまいますが、こんな風に考えてみて
ください。流動資産は1年以内に現金化できるであろう資産で、流動負債は1
年以内に返すであろう負債でした(i)。とすると、流動資産より流動負債が多い
ということ(流動比率が100%を割っている状態)は、1年以内にお金になるも
のより、返すものの方が多いのですから大変です。その企業の短期的な支払能
力はかなり危ないといえます。

業種・業態の違い(ii)によって一概には言えませんが、一般に流動比率は200%
以上(2:1の原則)が好ましいといわれています。1年以内に返すもの(流
負債)に対して、1年以内に現金化できるであろうもの(流動資産)が2倍
ぐらいあれば、まあ安心であろうということです。ちなみに、我が国の中小企
業の流動比率は、製造業(176.0%)、卸売業(150.0%)、小売業(198.5%)
となっています。皆さんの企業の短期的な債務の支払能力は大丈夫ですか?

(i)52号を参照してください。
http://www.ecg.co.jp/mm/back_vol52.htm?mm=54

(ii)中小企業庁が毎年出している『中小企業の経営指標』(同友館)には規模
別・業種別の指標の数値が出ています。これを参考にすると、同程度の規模の
同業者と比べて、自社の財務体質がどのような点が優れて、どのような点で劣っ
ているのかを検討できます。

中小企業診断士 駒井伸俊プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/komai/index.htm?mm=54



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 海外生産へのシフトの意味(3) MBA 長友 孝幸
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
時代変化がもたらしたジレンマ

70年代、日本の経済成長の主燃料は国内の設備投資をベースとした輸出主導型
の経済構造でした。繊維、鉄鋼、工作機械などを輸出することによって、日本
国内から回転しだす構造は、アメリカなどの先進国と貿易摩擦を引き起こしな
がら、急速な経済発展を実現しています。こうした中から湧き出すような経済
構造が、この時期の爆発的な経済成長を支えていました。

しかし、中から湧き出す日本の経済構造には、それを支える原材料等の資源の
安定供給が不可欠であり、必要な資源に乏しい日本は政府の規制緩和を追い風
にうけて、資源開発や資源の確保を目的とした海外生産(投資)をしています。

80年代になると、第二次石油危機の影響から先進諸国では、旧産業の保護と雇
用確保のために、保護貿易主義体制が多く見られるようになっていました。対
米関係では自動車や電機製品を中心とした輸出枠を決めた自主規制を求められ、
対EU各国では数量規制などの厳しい経済環境が日本経済に降りかかってきま
した。この頃、世界から輸出大国として称された日本でしたが、先進諸国との
貿易摩擦の回避を理由に、国内生産を海外生産にシフトしています。特に厳し
い状況にあった自動車産業については、各社ともこぞって現地生産を開始して
います。その結果、輸出額よりも現地生産のほうが上回る傾向が強くなりまし
たが、その基盤となる生産ベースは、まだ日本国内にありました。

90年代になると、世界経済のグローバル化が進み、世界経済をリードしていた
欧米企業がグローバル・スタンダードを作りだし、欧米の基準が世界経済を包
み込む傾向になっていきました。それまで有効に働いていた日本的経営のシス
テム(終身雇用、年功序列賃金、企業別組合)が、グローバル化と世界不況と
いう複合的な環境に機能しなくなり、日本企業であっても欧米基準によって多
くのリストラが行われた時期です。この時期の海外生産の特徴は、現地で生産
できない部品や材料については日本から調達、低・中級品は現地で生産(海外
生産を順次に移転する体制)、高級品は日本国内で生産というような垂直分業
体制がありました。現地企業からの部品等の調達は少なく見積もられていまし
た。

そして現在、日本的経営のシステムが崩れ、長期間にわたって構築してきた日
系企業間の垂直分業も崩壊しようとしています。急激に変化する時代、次々に
押し寄せるグローバリゼーションの波が今後も日本企業に襲いかかることは間
違いありません。現地企業からの部品調達(国内製造基盤の空洞化をもたらす
ような日系企業の行動)が活性化する中で、ネガティブな理由(中小企業経営
塾 第53号)による海外進出は無意味になります。

今までお話したように時代背景と生産手法の関係を見れば、その時期に有効で
あった日本企業の生産体制が理解できたと思います。輸出主導型の経済から30
年しか経過していないにもかかわらず、過去の経営手法が機能しない状況では、
今月12日に政府から公表された産業再編や企業再生に係る基本方針を策定する
戦略が機能していくのか、疑問が残ります。

少なくても、日本企業の生産基盤は「外」に派生していること(70年代のよう
な輸出主導は不可能)、更なるグローバリゼーションによって、日系企業同士
の関係も希薄になること(現地からの部品調達を積極的に展開)を踏まえて、
今後の海外生産は考えなければならないでしょう。

・中小企業経営塾 第53号
http://www.ecg.co.jp/mm/back_vol53.htm?mm=54

MBA 長友 孝幸プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/nagatomo/index.htm?mm=54



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ その他の雇用保険のメリット AFP 小林 義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今回は、中小企業雇用創出人材確保助成金をご紹介します。

中小企業雇用創出人材確保助成金は、都道府県知事から改善計画の認定を受け
た中小企業者が、当該計画に基づく新分野進出等(創業・異業種進出)に必要
労働者を新たに雇い入れた場合に、1企業当たり8人を上限とし、申請事業
所における労働者平均賃金に相当する額の1/4を最大6箇月間助成するもので
す。

受給できる事業主は、次の1から6のいずれにも該当する事業主です。

雇用保険の適用事業主。

2 新分野進出等に係る改善計画の認定を受けた個別の中小企業の事業主であり、
改善計画の認定日から1年以内に、当該認定された改善計画に基づき新たな
労働者を雇い入れる事業主。

3 改善計画認定申請書における事業を開始した日から初回の支給申請書の提出
日までの間に、新分野進出等に伴う事業の用に供するための施設又は設備等
の設置・整備に要する費用を300万円以上負担する事業主。

4 新分野進出等に伴う新たな雇入れが適正に行われていることについて、その
労働者の過半数を代表する者が確認している事業主。

賃金台帳労働者名簿出勤簿現金出納帳総勘定元帳等の法定帳簿類等
を備え付け、雇用・能力開発機構の各都道府県センター(以下「担当センター」
といいます。)の要請により提出する事業主

6 担当センターあるいは公共職業安定機関による当該助成金の支給決定に係る
調査に協力的な事業主。

ただし、助成金を申請する事業主が上記の要件を満たしていても、一部の条件
により助成金が支給されないことがあります。詳しくは、雇用・能力開発機構
の各都道府県センターまでお問い合わせいただき、適用できるかの確認をして
ください。

平成14年11月12日より、FP相談サービスを開始しました。あなたの税金、住
宅ローン、年金など個人の暮らしに関わる相談をメールにて受け付けています。
毎週火曜日に相談メールを確認し、ご回答のメールを発信させていただきます。
どしどし、ご相談ください。

注)資料不足などで的確な判断が出来ない場合などでお答え出来ない場合があり
ます。また、詳細についてお会いしてお伺いする場合もあります。このサービ
スは電話相談は行っていません。あらかじめご了承下さい。

受付メールアドレス:info@ecg.co.jp


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 噺家の弱点 落語家 三遊亭金時
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
僕はよくうん○をもらします。子供の頃、腸重積という大病をして死にかけた、
それも影響しているのかもしれない。

つい最近も家を出て駅まで行く途中、オナラと間違えてもらしてしまった。す
ぐカミさんに電話して替えのパンツを持ってきてもらって
「今、トイレではきかえてくるから待ってて!」
「そんなもん、捨てなさい!」

数少ない勝負パンツだったのにもったいない(気持ち悪い方はご遠慮下さい)。

車で横浜に行く途中、我慢出来なくなって、ちょうど会の茶封筒(大きめの物)
があったのでその中に******(気分の優れない方はご退場下さい)。

後で捨てようにも袋に名前が入っているので迂闊に捨てられない、捨ててそこ
からアシがついて、後で痛くもない腹探られても困るし本当に困ってしまった。

聞いてみると、噺家仲間はほぼ全員がもらした経験があることが判明した。と
ころが一般の人はほとんどいないのだ。

なぜだ! 噺家が異常なのか? 噺家だけが括約筋がゆるいのか? それとも
一般人は何か我慢する術を知っているのか?

長年思い悩んでいた。カミさんにこの悩みを相談すると「普通の人はそんな話、
人にはしないの! 嬉しそうに人に話しする噺家が異常だし、括約筋じゃなく
て口の筋肉がゆるいの!」

しみじみ納得した今日この頃である。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 編集後記 副編集長 小林 義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
自宅前の公園の木々が紅く色づいてきました。ようやく秋を感じる前に朝晩の
冷え込みがきつくなってきました。今年は、秋の気配がなかったような気がし
ます。私はすでに大きな風邪をひきましたが、あまりにも急な気候の変化に体
がついていけなかったようです。私の体験では今年の風邪は性質が悪いので皆
さん充分お気をつけください。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
メールマガジンの申込・解除 http://www.ecg.co.jp/mm/
発行システム ■ まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/
■ Pubzine(ID 014722) http://www.pubzine.com/
■ Macky! (ID 014722) http://macky.nifty.com/
■ メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/
↑ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします
バックナンバー http://www.ecg.co.jp/mm/
問い合わせメール info@ecg.co.jp
----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます
All Rights Reserved (c)2002 by EC CENTER Co.,Ltd.

絞り込み検索!

現在22,386コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP