2009年2月14日号 (no. 137)
バックナンバー(
http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■3分労働ぷちコラム
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
本日テーマ【有給休暇の買い上げをする時の単価をどうするか】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■有給休暇の買い取り単価はどう決めるのか。
原則として、有給休暇を金銭で買い取ることはできません。
しかし、例外として、「退職するときに残っている有給休暇」や
「2年の期間が経過して、時効消滅してしまった有給休暇」の場合は、
買い取ることができますよね。
ちなみに、買い取れるのは、上の2つの場合のみです(今のところ)。
これは、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
しかし、買い取ることができるといっても、「買い取りの単価」までは
決まっていないんですよね。
平均賃金で買い取るとか、通常通り勤務したと仮定して買い取るとか、
考え方は分かれるでしょう。
また、休暇の買い取り自体をしない会社も多いですよね(義務はありませんから)。
■単価を決める客観的な基準はない。
一般に、労働基準法によって基準が示されていないことは会社が
決めることになります。
今回のような、有給休暇の買い取り単価の決定も、会社が決めます。
そこで、具体的な方法としては、
・「買い上げ額を1日あたり5,000円というように一定額にする」
(買い取り金額に上限を設定する方法)
・「平均賃金で買い取る」
・「通常勤務と同じ給与で買い取る」
・「5日を限度として買い取る」(買い取り日数に上限を設定する方法)
・「フルタイム社員は5,000円で買い取り、パートタイム社員は3,000円で買い取り」
などなど、いくつか方法が浮かびます。
有給休暇の買い取りは、金券の精算とは違うものですから、一部を
消滅させて、一部を買い取るという対応もできますよね。
また、変わった方法としては、病気や怪我の時に限って使える
「使途限定型の有給休暇」として繰り越す方法もあります。
つまり、時効で消滅した有給休暇が発生したら、「消滅した休暇日数の
5日を限度に、傷病有給休暇として積み立てる」という仕組みです。
消滅した休暇だから、休暇の使い方を限定して活用するということです。
有給休暇は時効消滅しないのが理想ですが、時効の時のフォローとして
作っておくもの便利かもしれません。
また、この傷病有給休暇に対して、時効を設定することもできるでしょう。
従来の有給休暇としては時効消滅したが、傷病有給休暇として新たに2年間
有効な休暇に転換するようなものです。
もちろん、時効を、2年ではなく、1年とか6ヶ月にしてしまっても構いません。
ぜひ、いろいろと考えてみて下さい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
メールマガジン【本では読めない労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
『半日有給休暇と半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
※配信サンプルもあります。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160308HT
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃Copyright(c) 社会保険労務士 山口正博事務所 All rights reserved
┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃
┃■山口社会保険労務士事務所
┃
http://www.growthwk.com?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
┃
┃■ブログ
┃
http://blog.ymsro.com/?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━