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退職金を計算する際の「専用の基本給」を設ける。

2009年5月14日号 (no. 222)
バックナンバーはこちら(http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/


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■3分労働ぷちコラム
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本日テーマ【退職金を計算する際の「専用の基本給」を設ける】
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基本給退職金のリンクを切り離す。


退職金には、法律による客観的なガイドラインがありませんので、各企業ごとに制度の内容を組み上げることができます。


まず、退職金があるかどうか、また、退職金があるとしてもどんな内容なのか、企業ごとにバラバラです。




「保険で資金を積み立てて退職金の財源に充てる」

「各種退職金共済を使う(中小企業退職金共済、特定退職金共済、建設業退職金共済、清酒製造業退職金共済、林業退職金共済.etc)」


確定拠出年金による積立て」

確定給付企業年金による積立て」


などなど、会社ごとにバリエーションは広がります。



また、退職金制度は、基本給を軸にして退職金の計算を行うことが多いですので、基本給の取り扱いを決めると、それに連動して退職金の取り扱いを決めることになります。


ただ、基本給にリンクした退職金だと、内容のコントロールがしにくく、容易に基本給を上げることも難しくなりますよね。



そこで、基本給退職金が連動しない(もしくはあまり影響し合わない)ように設定することを考えるわけです。








退職金用の基本給を隔離する。


退職金を計算する時のための基本給」を設定しておくというのも1つの案です。


退職金を計算する時のための基本給」とは、通常に支給される基本給の一定割合を、退職金の計算として分離するというものです(一定割合だけでなく、定額割合で分離するのもアリです)。



例えば、①の内容を、「基本給の70%」と決めたとすれば、基本給30万円とすると、21万円となります(この数字が退職金を計算するためにプールされるわけです)。


実際に支給される基本給は30万円ですが、9万円分だけは退職金の計算に影響しないという扱いになるんですね。




では、何故、基本給を分離するのかと言うと,

基本給にリンクした退職金だと、基本給が膨らむとそのまま退職金も膨らんでしまうため、その対策として「基本給の膨らみを緩和する」のが目的であると私は考えます。

勤続年数に応じて基本給が増加する給与体系になっていると、退職金もそれに連動して増加するわけです。

この仕組みだと、基本給は少なくして、退職金を多くしたい(退職所得控除を使う)という希望に合わせにくくなるんですね。




「通常の給与と退職金は分離して取り扱いたい」という会社には向いている仕組みなのかも知れませんね。


ただ、基本給をベースに退職金を組み上げるよりも、仕組みが複雑になるかもしれませんので、その点はデメリットかもしれません。









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メールマガジン【本では読めない労務管理の"ミソ"】のご紹介


内容の一例・・・
『定額残業代残業代は減らせるのか』
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半日有給休暇半日欠勤の組み合わせはダメ?』
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など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。

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そんな内容が満載。



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※配信サンプルもあります。


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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。


タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。

しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。

そんな悩みをどうやって解決するか。

そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。


Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。


始業や終業、時間外勤務休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。

Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
出勤簿勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。

▽    ▽   < Clockperiodの利用はこちら >    ▽    ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160308HT



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残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT



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