2009年11月7日号 (no. 399)
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---3分労働ぷちコラム-------------
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本日のテーマ【なぜ政府の
健康保険ではなく
健康保険組合を
採用しているのか】
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■あえて「組合」を選ぶには理由がある。
今現在、公的な
健康保険制度には、「都道府県の
健康保険協会による運営」と「各種組合による運営」の2種類があります。
前者は、以前、
政府管掌健康保険(政管健保)と呼ばれていたもので、全国一律の運用を行ってました。その後、平成20年10月1日に、各都道府県の
健康保険協会(以下、協会健保)による運営に変わりましたね。また、
健康保険協会は全国にあり、全ての人を加入者にすることが可能です。
ところが、協会健保があるにもかかわらず、企業によっては
健康保険組合を利用しているところもあります。
「他の人は協会健保なのに、なぜ自分の会社は組合健保なのだろう?」と思う方もいるかもしれませんね。
健康保険組合は、協会健保のようにメニューが1つしかないのと異なり、自社だけの
健康保険組合がありますし、業界単位の
健康保険組合もあります。
では、なぜあえて協会健保ではなく組合健保を
採用しているのでしょうか。
すでに政府の
健康保険が用意されているのに、わざわざ別の選択肢を選ぶ理由は何なのでしょうか。
■構成員を選ぶことができるのが組合の利点。
端的に言えば、「制度の構成員(
被保険者のことです。また加入者とも言います)を選ぶことができる」のが
健康保険組合の最大の利点です
政府の協会健保だと、構成員には色々な人が入ってきます。
若い人、中高年者、75歳以上の人(
後期高齢者医療制度で分離されていますが、政府運営の制度なので含めています)、男性、女性(女性特有の
出産も含む)、病気にかかりにくい人、病気にかかりやすい人、持病を持っていない人、持病を持っている人、などなど。
多種多様な構成員によって制度が運営されています。
健康保険は、病気にかかりやすい人が多くなると、利用者の負担が増します。一方、病気にかかりにくい人が多くなると、利用者の負担は軽減します。
つまり、支出が多くなると収入を多くしなければいけなくなり、支出が少なくなると収入は少なくて済むわけです。
これが
健康保険の収支の仕組みです。
となると、協会健保の場合、凄い数の構成員ですから、個人や
法人では収支をコントロールできないのです。
一方、
健康保険組合だと、自社だけで組合を作ることができますし、また、業界単位で組合を作ることもできます。
その仕組みを前提にすれば、若い人(特に
出産のない男性)、また、病気しにくい健康な人を主な構成員にすれば、
健康保険の利用者負担を下げることができるのです。
保険料を下げたり、
自己負担割合(もしくは自己負担額)を下げたりすることが可能になるのですね。
例えば、
ベンチャー企業だと若い人が多いでしょうから、協会健保よりも
健康保険組合に利点があります。ただ、ある程度の構成員が必要ですから、あまり小規模な企業だと組合を作ることができません。
一方、中高年層が多い会社だと、
健康保険組合の利点は薄まってきます。年齢が高くなれば、怪我や病気をしやすくなりますから、制度への負担が増しますので、組合が持つ利点を享受しにくくなるのですね。
故に、
健康保険組合は、制度の構成員を企業自らが選ぶ余地があるので、より有利なメニューを選択できる可能性がある、という点で選択されているわけです。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
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※配信サンプルもあります。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
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「他の人は協会健保なのに、なぜ自分の会社は組合健保なのだろう?」と思う方もいるかもしれませんね。
健康保険組合は、協会健保のようにメニューが1つしかないのと異なり、自社だけの健康保険組合がありますし、業界単位の健康保険組合もあります。
では、なぜあえて協会健保ではなく組合健保を採用しているのでしょうか。
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政府の協会健保だと、構成員には色々な人が入ってきます。
若い人、中高年者、75歳以上の人(後期高齢者医療制度で分離されていますが、政府運営の制度なので含めています)、男性、女性(女性特有の出産も含む)、病気にかかりにくい人、病気にかかりやすい人、持病を持っていない人、持病を持っている人、などなど。
多種多様な構成員によって制度が運営されています。
健康保険は、病気にかかりやすい人が多くなると、利用者の負担が増します。一方、病気にかかりにくい人が多くなると、利用者の負担は軽減します。
つまり、支出が多くなると収入を多くしなければいけなくなり、支出が少なくなると収入は少なくて済むわけです。
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