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交通事故で健康保険を使ったら、事故の相手側に費用が請求される







2017年6月20日号 (no. 985)
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http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/





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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【交通事故で健康保険を使ったら、事故の相手側に費用が請求される。】
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交通事故で怪我をしたときは、病院に行き、健康保険を使って治療します。このとき、3割は自己負担ですが、残りの7割分は健康保険から給付されるのですが、怪我の原因が交通事故だと少し事情が変わります。


治療に必要な費用健康保険から支給されるのですが、これは健康保険側が負担するのではなく、事故を起こした相手側に請求するのです。


例えば、自分ではなく事故の相手方が原因で怪我をして、治療代が100万円かかったとして、30万円は自己負担(高額療養費制度が適用されるので、実際は8万円ちょっと)で、残りの70万円は健康保険側が負担するわけですが、これを事故の相手方に請求します。



自分が原因で起こした怪我や病気ならば、第三者が原因ではないので、これは健康保険側から給付されます。しかし、第三者が起こした事故。例えば交通事故の場合は、怪我の原因を作ったのは事故の相手方なので、その人に健康保険で必要になった費用を請求するというわけです。上記の例だと健康保険が支払ったのは70万円なので、これを相手に支払ってもらう。

これは、第三者の行為による怪我というもの。この場合は、怪我の原因を作った人がいるのだから、健康保険費用を負担せず、原因を発生させた人が費用を負担するわけです。


ただ、怪我をした人は健康保険を使って治療を受けられますので、加害者に変わって健康保険が立て替えているような形になりますね。



交通事故を起こすと、「保険会社が手続き関連の作業をやってくれるのでは?」と思いがちですが、被害者側で健康保険への連絡が必要なのです。


https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3060/r143
事故にあったとき(第三者行為による傷病届等について)


保険会社に全部おまかせしたい気持ちになるところですが、健康保険にも手続きをしないといけないのですね。


治療費、慰謝料、物損など、事故を起こすと経済的な負担が大きいもの。自転車の事故でも賠償額が4000万円とかありますからね。ましてや自動車や二輪車だと、賠償額はさらに増えます。


保険料よりも事故を起こしたときのリスクの方がデカイので、乗り物に乗るときの保険は必須です。ちなみに、自賠責保険は相手の人間に関する補償はありますが、モノが壊れたなどの補償はなくて、クルマやバイクが損傷したとなれば、その修理費は自賠責保険からは出ません。そのために、任意保険があるわけです。







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『定額残業代残業代は減らせるのか』
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本に書いていそうなんだけど、書いていない。
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合格率0.07%を通り抜けた大学生。


今、私はこうやって社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。

子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。

私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。

「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。

私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。

実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。


どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。

社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。

とはいえ、学生の人が社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。

そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。


http://www.growthwk.com/entry/2017/02/28/121910?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20170620_2
大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡




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残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20170620_3





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決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。

他には、雇用保険社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。

労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。

しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。


一例として、

Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、残業代が増える?
Q:喫煙時間は休憩なの?
Q:代休振替休日はいつまでに取ればいいの?


このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。

▽    ▽   『仕事のハテナ 17のギモン』    ▽    ▽
http://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod_common_20170620_4



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