2018年12月6日号 (no. 1197)
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本日のテーマ【マスクを仕事中に付けていいの? マナー違反で失礼なのか。】
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■マスクを付けて仕事はできない職場。
暑くても、寒くても、とにかく無条件でマスクを付けている。
こういう人、いますよね。
「マスクを付ける = 病気の人」というイメージがあって、「あの人、病気なのかな」と思いきや、実際のところはピンピンしているんです。
冬の寒い時期にマスクを付けるのは分かります。
空気が喉に当たって乾燥し、そこにウィルスが付着して風邪をひく。これを回避するために、マスクを付けて喉を守っている。
このような理由なら納得です。むしろ推奨したいぐらい。
マスクを付けると、口の周りがほわ~っと暖かくなって防寒にもなりますからね。あの暖かさ、一度経験すると、マスク好きになってしまう人もいるのでは。
冬だけでなく、年中ずっとマスクを付けている人もいて、特に若い女性にその傾向があります。
マスクには他人との接触を少なくできる効果があるようで、付けていると何だか自分の世界に入り込んでいるような気分になります。
周りの人との間にバリアを作るような感じとも表現できます。
精神的にラクな気分になり、その効果があるためか、ずっとマスクを付ける人がいるんですね。
そんな便利なアイテムですが、私生活で付け続けていると、仕事中にも付けるようになってきます。
職種によっては、マスクを付けて働く方がいいものもありますが、接客や営業など、人と接する仕事ではマスクを付けないもの。
■就業中のマスクを禁止できる?
就業中のマスクを制限できるかどうかと聞かれれば、それは可能です。
服装や髪型、爪、香水などと同じように、マスクも
就業規則で条件を付けることができます。
例えば、
【調理・加工の職種ではマスクを着用して作業する。
指定の職種以外は、就業中のマスク着用は禁止】
というように、職種でマスクの扱いを分けるのも一案です。
何もルールがなければ、個人の判断でマスクを着用してくる人もいます。
好き好みで決めていいなら、特に対応は必要ないでしょうが、人を相手にする接客なり営業が主な仕事ならば、就業中のマスクは相手の印象が良くないでしょう。
食品工場で加工作業をしている。お店のキッチンで調理をしている。スーパーマーケットの調理場で魚を切っている。
そういう方ならばマスクは必要でしょうし、職場によっては着用が義務になっています。
食品を扱うなら、確かに手袋やマスクをつけたほうが印象が良いでしょう。清潔感もありますし。
しかし、人と接する仕事でマスクを付けててもいいのかどうか。
例えば、マクドナルドの店員さん。マスクを付けている人なんて見たことないですよね。お店のカウンターで、マスクを付けてお客さんと話す方はいません。
他にも、航空会社のキャビンアテンダント、寿司を握る職人、祭りの露店で食べ物を売っている人、こういう人たちもマスクを付けていません。
露店で売られている食べ物って、なかなか衛生的だと感じれないため、あまり買う気がしない方もいるのでは。
私服でマスクや手袋を付けずに食べ物を扱っていますからね。あれ、ちょっと抵抗感があるんです。「あんな格好で焼きそばを作られてもねぇ、、」という気持ちに、、。
せめて白いコック服を来て帽子をかぶっていれば、清潔感は出てきますから、商品はもっと売れるようになるんじゃないかと思うのですが、そういう方はまずいません。
コックコートは3,000円程度で販売されていますし、帽子も1,000円ほどで入手できます。わずか4,000円ぐらいの
費用で、衛生的な露店というイメージを得られ、売上も増えるでしょう。
食べ物を扱う人には、「清潔感」や「衛生感」というのは大事ですからね。ただ、実際にはキレイかどうか分かりませんけれども。
食べ物を直に扱う職業の人は良いとしても、それ以外の職種でマスクを付けていたらどう感じるか。
例えば、キャビンアテンダントがマスクを付けて、「お飲み物はどれにしますか?」なんて聞いてきたら。
飛行機には何度も乗ったことがありますが、マスクを付けている客室乗務員はいませんでした。
おそらく乗務できないんじゃないでしょうかね。マスクを付けていたら。
他には、寿司屋で、マスクを付けた職人が、「じゃあ、何を握りましょうか?」と聞いてきたらどうでしょう。
寿司屋の職人は食べ物を扱いますけれども、マスクは付けていません。ですが、お客さんは不満に思わないんですね。しかも素手で握ったお寿司を食べるんですから。
寿司を握っている職人がマスクを付けていると、その人が握ったお寿司を食べたら病気になるんじゃないかと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
「マスクを付けている = 病人」というイメージはありますからね。
どういう仕事ではマスクを付けて、どういう仕事ではマスクを付けないようにするか。
この基準を決めるのは法律ではなく会社の
就業規則です。
ただ、飲食店だからといってマスクを付けているわけではないですし、単純に「食べ物を扱っている」という基準だけでは決められないところ。
■マスクは他人との間に壁を作る。
マスクを付けていると、周りから遮断されている感じがして、妙な安心感があります。
人の視線を遮断するというか弱めるというか、何だかラクなんですね。
他人との接触を遮断するためにマスクを使っている人もいるのではないでしょうか。
マスクを付けて外を歩くと分かるはずです。マスク無しのときよりも、自分の世界が守られている、周りの人から干渉されない、こういう感覚が理解できるのではないかと思います。
サービス業での接客の仕事は、お客さんと接触するのが仕事。
マスクを付けていると、表情がわかりにくいですし、話している言葉も分かりにくいんです(口元が見えない)。
そのため、サービス業では、
就業規則で就業中のマスクを制限するのも一案です。
マスクの取扱については何も決めておらず、個々人の判断に任せている事業所もあるでしょうが、放置しておくと、マスクを付ける人が増殖します。
特に、若い女性はマスクを好む人が多いようで、夏でも冬でも、病気だろうがなかろうが、ずっとマスクを付けて生活している人もいるぐらい。
本当に、そういう女性、いるんです。実際に会ったことがあります。
『マスク依存症(
https://goo.gl/PkLhg8)』という言葉もあるぐらいですからね。
検索してみると、女性にその傾向があるようです。私の実感と同じです。
■マスクを付けるなら休む。出勤するならマスクは付けない。この二択。
もし、仕事中にマスクが必要なら休む。体調が良くなるまで出勤させない。
こういうルールにすると良いでしょう。
「お客さんと接する仕事で、マスクを付けていると印象が悪いため」というキチンとした理由があれば、出勤を禁止できます。この場合、
労働者本人に原因がありますから、
休業手当は出ません。
インフルエンザやノロウィルスなど、病気にかかっているならマスクを付けて出勤されて他の人にうつされては厄介ですから、出勤せずに寝ているように伝えます。
私生活ではマスクを付けるかどうかは自由ですが、業務中のマスク着用には基準が必要です。
調理や加工でマスクが必須な業務ならば、それは今まで通りで構わないでしょう。
しかし、それ以外の業務では、マスクを着用して就業できないようにしておく。
就業規則にマスクの扱いまで書いている事業所は少ないでしょうけれども、
就業規則でなくとも服装に関する規定やルールが作られている職場もあります。
髪の長さや色、爪、マニキュア、香水、ピアス、体臭、髭など、会社ごとに差がありますが、細かく決めているところは本当に細かいです。
【マスクを着用して就業することはできません。ただし、調理・加工の業務に従事する者を除きます】
せめてこれぐらいの基準はあったほうが良いでしょう。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理のミソ】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理のミソ】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_1
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合格率0.07%を通り抜けた大学生。
今、私はこうやって
社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。
子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く
認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が
社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。
私が
社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが
社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、
社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。
「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、
社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。
私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。
実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。
どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって
社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。
社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。
とはいえ、学生の人が
社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。
そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。
https://www.growthwk.com/entry/2017/02/28/121910?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_2
大学生が独学で
社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡
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【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】
高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。
中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。
若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。
それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の
従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で
労務管理しないといけないのです。
もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の
従業員と同じ。
週3日出勤で
契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。
休憩時間無しで働いている。
採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。
「学生には
有給休暇が無い」と言われた。
テスト休みを取って時給を減らされた。
など、
やってはいけない
労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。
何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。
(知らないからといって許されるものではありませんけれども)
このような
労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。
一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの
労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。
学生から好まれる職場と嫌われる職場。
その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。
「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。
https://www.growthwk.com/entry/2019/11/08/214715?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_3
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
https://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_4
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決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。
他には、
雇用保険や
社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。
労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。
しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、
休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。
有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が
労務管理では起こります。
一例として、
Q:会社を休んだら、
社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:
休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、
残業代が増える?
Q:喫煙時間は
休憩なの?
Q:
代休や
振替休日はいつまでに取ればいいの?
このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。
▽ ▽ 『仕事のハテナ 17のギモン』 ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_5
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2018年12月6日号 (no. 1197)
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本日のテーマ【マスクを仕事中に付けていいの? マナー違反で失礼なのか。】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■マスクを付けて仕事はできない職場。
暑くても、寒くても、とにかく無条件でマスクを付けている。
こういう人、いますよね。
「マスクを付ける = 病気の人」というイメージがあって、「あの人、病気なのかな」と思いきや、実際のところはピンピンしているんです。
冬の寒い時期にマスクを付けるのは分かります。
空気が喉に当たって乾燥し、そこにウィルスが付着して風邪をひく。これを回避するために、マスクを付けて喉を守っている。
このような理由なら納得です。むしろ推奨したいぐらい。
マスクを付けると、口の周りがほわ~っと暖かくなって防寒にもなりますからね。あの暖かさ、一度経験すると、マスク好きになってしまう人もいるのでは。
冬だけでなく、年中ずっとマスクを付けている人もいて、特に若い女性にその傾向があります。
マスクには他人との接触を少なくできる効果があるようで、付けていると何だか自分の世界に入り込んでいるような気分になります。
周りの人との間にバリアを作るような感じとも表現できます。
精神的にラクな気分になり、その効果があるためか、ずっとマスクを付ける人がいるんですね。
そんな便利なアイテムですが、私生活で付け続けていると、仕事中にも付けるようになってきます。
職種によっては、マスクを付けて働く方がいいものもありますが、接客や営業など、人と接する仕事ではマスクを付けないもの。
■就業中のマスクを禁止できる?
就業中のマスクを制限できるかどうかと聞かれれば、それは可能です。
服装や髪型、爪、香水などと同じように、マスクも就業規則で条件を付けることができます。
例えば、
【調理・加工の職種ではマスクを着用して作業する。
指定の職種以外は、就業中のマスク着用は禁止】
というように、職種でマスクの扱いを分けるのも一案です。
何もルールがなければ、個人の判断でマスクを着用してくる人もいます。
好き好みで決めていいなら、特に対応は必要ないでしょうが、人を相手にする接客なり営業が主な仕事ならば、就業中のマスクは相手の印象が良くないでしょう。
食品工場で加工作業をしている。お店のキッチンで調理をしている。スーパーマーケットの調理場で魚を切っている。
そういう方ならばマスクは必要でしょうし、職場によっては着用が義務になっています。
食品を扱うなら、確かに手袋やマスクをつけたほうが印象が良いでしょう。清潔感もありますし。
しかし、人と接する仕事でマスクを付けててもいいのかどうか。
例えば、マクドナルドの店員さん。マスクを付けている人なんて見たことないですよね。お店のカウンターで、マスクを付けてお客さんと話す方はいません。
他にも、航空会社のキャビンアテンダント、寿司を握る職人、祭りの露店で食べ物を売っている人、こういう人たちもマスクを付けていません。
露店で売られている食べ物って、なかなか衛生的だと感じれないため、あまり買う気がしない方もいるのでは。
私服でマスクや手袋を付けずに食べ物を扱っていますからね。あれ、ちょっと抵抗感があるんです。「あんな格好で焼きそばを作られてもねぇ、、」という気持ちに、、。
せめて白いコック服を来て帽子をかぶっていれば、清潔感は出てきますから、商品はもっと売れるようになるんじゃないかと思うのですが、そういう方はまずいません。
コックコートは3,000円程度で販売されていますし、帽子も1,000円ほどで入手できます。わずか4,000円ぐらいの費用で、衛生的な露店というイメージを得られ、売上も増えるでしょう。
食べ物を扱う人には、「清潔感」や「衛生感」というのは大事ですからね。ただ、実際にはキレイかどうか分かりませんけれども。
食べ物を直に扱う職業の人は良いとしても、それ以外の職種でマスクを付けていたらどう感じるか。
例えば、キャビンアテンダントがマスクを付けて、「お飲み物はどれにしますか?」なんて聞いてきたら。
飛行機には何度も乗ったことがありますが、マスクを付けている客室乗務員はいませんでした。
おそらく乗務できないんじゃないでしょうかね。マスクを付けていたら。
他には、寿司屋で、マスクを付けた職人が、「じゃあ、何を握りましょうか?」と聞いてきたらどうでしょう。
寿司屋の職人は食べ物を扱いますけれども、マスクは付けていません。ですが、お客さんは不満に思わないんですね。しかも素手で握ったお寿司を食べるんですから。
寿司を握っている職人がマスクを付けていると、その人が握ったお寿司を食べたら病気になるんじゃないかと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
「マスクを付けている = 病人」というイメージはありますからね。
どういう仕事ではマスクを付けて、どういう仕事ではマスクを付けないようにするか。
この基準を決めるのは法律ではなく会社の就業規則です。
ただ、飲食店だからといってマスクを付けているわけではないですし、単純に「食べ物を扱っている」という基準だけでは決められないところ。
■マスクは他人との間に壁を作る。
マスクを付けていると、周りから遮断されている感じがして、妙な安心感があります。
人の視線を遮断するというか弱めるというか、何だかラクなんですね。
他人との接触を遮断するためにマスクを使っている人もいるのではないでしょうか。
マスクを付けて外を歩くと分かるはずです。マスク無しのときよりも、自分の世界が守られている、周りの人から干渉されない、こういう感覚が理解できるのではないかと思います。
サービス業での接客の仕事は、お客さんと接触するのが仕事。
マスクを付けていると、表情がわかりにくいですし、話している言葉も分かりにくいんです(口元が見えない)。
そのため、サービス業では、就業規則で就業中のマスクを制限するのも一案です。
マスクの取扱については何も決めておらず、個々人の判断に任せている事業所もあるでしょうが、放置しておくと、マスクを付ける人が増殖します。
特に、若い女性はマスクを好む人が多いようで、夏でも冬でも、病気だろうがなかろうが、ずっとマスクを付けて生活している人もいるぐらい。
本当に、そういう女性、いるんです。実際に会ったことがあります。
『マスク依存症(
https://goo.gl/PkLhg8)』という言葉もあるぐらいですからね。
検索してみると、女性にその傾向があるようです。私の実感と同じです。
■マスクを付けるなら休む。出勤するならマスクは付けない。この二択。
もし、仕事中にマスクが必要なら休む。体調が良くなるまで出勤させない。
こういうルールにすると良いでしょう。
「お客さんと接する仕事で、マスクを付けていると印象が悪いため」というキチンとした理由があれば、出勤を禁止できます。この場合、労働者本人に原因がありますから、休業手当は出ません。
インフルエンザやノロウィルスなど、病気にかかっているならマスクを付けて出勤されて他の人にうつされては厄介ですから、出勤せずに寝ているように伝えます。
私生活ではマスクを付けるかどうかは自由ですが、業務中のマスク着用には基準が必要です。
調理や加工でマスクが必須な業務ならば、それは今まで通りで構わないでしょう。
しかし、それ以外の業務では、マスクを着用して就業できないようにしておく。
就業規則にマスクの扱いまで書いている事業所は少ないでしょうけれども、就業規則でなくとも服装に関する規定やルールが作られている職場もあります。
髪の長さや色、爪、マニキュア、香水、ピアス、体臭、髭など、会社ごとに差がありますが、細かく決めているところは本当に細かいです。
【マスクを着用して就業することはできません。ただし、調理・加工の業務に従事する者を除きます】
せめてこれぐらいの基準はあったほうが良いでしょう。
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内容の一例・・・
『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
『半日有給休暇と半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
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合格率0.07%を通り抜けた大学生。
今、私はこうやって社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。
子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。
私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。
「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。
私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。
実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。
どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。
社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。
とはいえ、学生の人が社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。
そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。
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大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡
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【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】
高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。
中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。
若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。
それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で労務管理しないといけないのです。
もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の従業員と同じ。
週3日出勤で契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。
休憩時間無しで働いている。
採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。
「学生には有給休暇が無い」と言われた。
テスト休みを取って時給を減らされた。
など、
やってはいけない労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。
何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。
(知らないからといって許されるものではありませんけれども)
このような労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。
一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。
学生から好まれる職場と嫌われる職場。
その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。
「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。
https://www.growthwk.com/entry/2019/11/08/214715?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_3
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
https://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_4
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決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。
他には、雇用保険や社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。
労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。
しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。
一例として、
Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、残業代が増える?
Q:喫煙時間は休憩なの?
Q:代休や振替休日はいつまでに取ればいいの?
このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。
▽ ▽ 『仕事のハテナ 17のギモン』 ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_campaign=soumu_cm_common_20181206_5
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